ご覧いただきありがとうございます。
様々な職業がありますが、みなさまはどのような仕事をされてますでしょうか?
私は患者さんのご自宅に伺って看護を提供する、訪問看護師をしております。
地方ですので移動は専ら車になるのですが、やはり運転に事故はつきものです。
先日、仕事中に事故に巻き込まれてしまった私ですが、その件で所属する会社とトラブルになった話をしたいと思います。
事故の概要
利用者さんのお宅へ訪問中、4tトラックに横から突っ込まれる。
事故のお相手はいわゆるチンピラで、詰め寄られ大声で罵倒される。(余談)
警察による事故処理の後、保険会社同士でのやり取りをすることに。
事故の状況からして過失割合は1:9で相手の方が悪いことになる。
社長の言い分
事故にあった車は車両保険を使用して修理することになる。
保険を使用することで等級が下がるので、その分の保険料を負担しなさい。
全額は可哀想だから半額にしてあげる。(それでも7万5千円)
就業規則には「故意に破損させた場合損害賠償を請求することがある」と書いているから正当だ。
私の言い分と対応
仕事中の事故で明らかに故意でないため払う義務は生じないはずである。
厚生労働省の労働相談に状況の説明と相談し助言をいただく。
厚生労働省の見解としては、「社員が車を用いて仕事することで売上を立てているため、そのリスクは雇用主が負うのが一般的。社員に対して保険料を請求することは違法には当たらないが、払う義務も現時点では発生していない。勝手に給料から天引きをする等の行為があれば違法になる。そもそも修理代を損害賠償請求するならまだわかるが、保険料の請求はもってのほか。就業規則にある、故意な事故とはわざとや飲酒・居眠り等が該当されるため今回は明らかに適応されてないから払わないの1点張りでOK」とのこと。
上記のような助言をいただいた通りの対応をしました。
事故の前から退職することが決定していましたが、トラブルが発生してから退職するまでの間は地獄のような空気感でした(笑)
実際問題、会社から請求されたものを支払わないことで会社に居づらくなることから支払ってしまうケースが多いようです。
お金を稼ぎに行っているのに、日当よりも多額なお金を支払うなんて本末転倒ですよね。
今回のような場合、誓約書などを交わしてしまうと撤回が難しくなるようです。
記入を求められた場合はその場でサインせず持ち帰って然るべきところに相談するようにしてみてくださいね。