今日もご覧いただきありがとうございます。
以前の記事で私の職業が訪問看護師であると紹介させいただきました。
ryuseinfo.hatenablog.com
もう少し深掘りすると、精神科病院の急性期病棟での経験を経て、現在精神科に特化した訪問看護師ステーションで働いています。精神科領域でしか働いたことがないので多少の専門性はあると自負しております。だからと言って精神疾患がある方は〜とか言うつもりは全くなくて、どんな人にも知ってほしい技術があります。
それはリフレーミングという思考法です。
リフレーミングは精神科や心理療法ではよく使われる技術で、物事の見方や捉え方を変えることで、否定的な思考を中立的または肯定的な方向に変化させることを指します。簡単に言えば、どんなこともポジティブな側面があるんだよーってことです。ざっくり二つに分けて解説しますね。
状況のリフレーミング
状況のリフレーミングは、特定の状況や出来事を異なる視点から捉えることです。例えば、「課題がまだ半分しか終わっていない」と考えると気持ちが重くなりますが、「課題がもう半分も片付いている」と捉えると事実は変わっていないのに少し気持ちが楽になる気がしませんか?捉え方によってポジティブにもネガティブにもなれるんです。
少し深掘りすると、その課題の進行度を明確にすることで更にポジティブになれるんです。難しい部分が完了しているなら「残りは楽に進められるぞ」と捉えることができますし、反対に簡単な部分が完了しているなら「残りは落ち着いて進めればいい」と考えることである程度モチベーションを保つこともできるんです。
内容のリフレーミング
内容のリフレーミングは、言葉や表現の方法を変えることで否定的な意味合いを持つ言葉を中立的または肯定的な意味合いに変えます。例えば「失敗」というと否定的なイメージを持ってしまいますが、「学びの経験」と表現することでポジティブな意味合いに変えることができるんです。このように言葉のリフレーミングは、自己肯定感を上げる手段の一つになり得るんです。
リフレーミングの方法
リフレーミングの方法には、問いかけや仮説を用いる方法があります。例えば、「別の角度から見たらどうなるだろう?」と自分や相手に問いかけることで、新しい視点を増やすことができます。また、「もしかすると〜かもしれない」と仮説を立ててそれに基づいた視点で物事を考察することも有用です。これによって、視野が広がるのに加えて思考に柔軟性を持たせることができます。
と、こんな感じで少し解説して見ましたが、リフレーミングを常用できるようになると日常にどんな変化があるのかと言うと、自分に関わる環境が明らかに明るくなると言うことでしょうか。実際、仕事でも学校でも否定的な意見やネガティブなことを繰り返し発言する人がいると、いい気分にはなりませんよね(笑)とは言っても、ポジティブに変換した言葉や思考を相手に押し付けるのは絶対NGです。これはリフレーミングできません。そっと提案する程度に留めておいてください(笑)