ご覧いただきありがとうございます。
前回は精神科に関わる人間っぽく、リフレーミングと言われる思考法をお伝えして見ました。
ryuseinfo.hatenablog.com
今回はもう少し基本的なところ、人とのコミュニケーションの中で私が意識している大事なことを書いてみます。
【適度に相槌を打つ】
コミュニケーションにおいて適度な相槌は必要不可欠です。会話が円滑に進むだけでなく、相手の言葉を引き出すこともできるんです。上手に相槌は打てれば色々な効果を期待できるので、いくつか紹介します。
1.聞き手としてのアクティブさ
相槌を打つことで、相手からすると、「真剣に聞いてもらている」と認識されやすいです。実は真剣に聞いてなくてもです。(笑)これによって話し手は自分の発言に自信を持つことができるので、思いや意見や引き出しやすくなります。
2.話し手の満足感
相手が相槌を返すことで、話し手は自分の発言が受け入れられていると感じることができます。これにより、相手はより詳細に情報を提供し、会話の質向上を期待できます。相手の話していることを要約して返すというテクニックを使えたらより◎
(例)それって〇〇ってことですよね
3.コミュニケーションの円滑さ
漫才や落語などを聞いていると、頭にスッと入ってくる印象ないですか?あれは”間”ですとか、”テンポ”が良いということが大きく関わっているんです。それと一緒で、相槌のタイミングが良いと会話がテンポ良くスムーズに進み、より会話のキャッチボールが進みやすくなります。
【話を遮らず一通り聞く】
相手の話を遮らずに聞くことって簡単なようでなかなか難しかったりします。ただ、これができるようになるといわゆる”聞き上手”なんて言われるようになりやすくなります。少し解説しますね。
1.相手を尊重
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、相手の話を聞くことって相手を尊重する行為なんですよね。人間は知能の高い生き物ですので、お互い尊重し合うことで建設的なコミュニケーションをとることができます。例えば、誰かと喧嘩して感情的に発言しあってる時って相手を思う心なんてほとんどないですよね(笑)相手の感情を理解するためにも、グッと堪えてとことん聞いてみましょう。
2.情報の正確性
相手が話している途中で遮ってしまうと、相手が伝えようとしている情報を見落としてしまう可能性があります。相手の話を遮らずに注意深く聞くことで、情報の正確性を確保し、誤解を避けることができます。物事の結論からお話をすれば誤解は起きにくいのですが、それは自分が意識することであって相手に求めるものではないです。
必ず一度受容した上で返事をする
人の意見を真っ向から否定するなんてこと、してないですよね?ドキッとする方もいると思いますが、多くの人が経験のあることだと思います。もちろん私も。的外れな意見を言ったり自分の意見と明らかに違う時って「違う違う!」ってつい反射的に返事していまいがちですよね。ただこれって相手からすると”突っぱねられた”とか”自分の意見を聞いてくれない”なんて思われても仕方のない行為なんです。ただ、自分の意見を通したい気持ちもわかります。
そこでお勧めしたいのがイエス〇〇法と呼ばれる手法です。これまではイエスバット法が主流でしたが、それよりもさらにマイルドな物が増えているんです。詳細はわかりやすくまとめられているサイトがありましたので、そちらを参照していただければと思います。
miitel.com
イエスバット法が悪いというわけではないです。ここで大切なのは、必ず最初に相手を肯定する文が入ること。
(例)パン好きのAさんにおにぎりも食べてもらって良さを知ってほしい場面
Aさん「このパン美味しいです。」
Bさん「確かに美味しいですよね。このおにぎりも美味しいですよ。しかもパンと比較して血糖値の上昇も穏やかなので太りにくいですよ。」
こんな感じで相手の趣味嗜好を受け入れつつ、自分の趣味嗜好を伝える。そこにわかりやすいメリットを添えてあげるだけで受け入れてもらいやすくなるんです。この例は極端な例ですが、Aさんが健康や体型を気にされていること知っていた場合、その人にとって有用な情報を添えるとよりおにぎりを食べてもらいやすくなるわけです。
ちょっとだらだら書いてしまった気がしますが、コミュニケーションってあらゆる場面で発生することなので、少し意識するだけで人間力を高めることができますよ。相手に”この人と話す心地が良い”と思わせたらそれはもう勝ちです(知らんけど)