話題のサラダ

きっと誰かの役に立つことを書きます。たまに雑記も。

”気遣い”と”気が利く”の違いとは

 突然ですが、”気遣い””気が利く”の違いってわかりますか?私としては、「一緒ではないけど具体的に何が違うかはわからない」と言った感じです。

 この2つの違いについて知りたくなったきっかけのエピソードがあります。

 訪問看護師として訪問中、長時間の支援になりそうな利用者さんに対して飲み物の差し入れをしました。(良いか悪いかは置いといて)それに対して「ありがとう。気が利くね。」とお返事をされたのですが、自分としては気遣いをしたつもりだったので気が利くという言葉がなぜか引っかかりモヤッとした気分になっちゃいました。これまでその違いに目を向けたこともなかったのですが、冒頭にも書いた、「一緒ではないけど具体的に何が違うかはわからない」という状況にもモヤモヤしてきたので少し調べて言語化できるようになろうと思い、この記事を書くことにしました。

 それぞれの言葉をコトバンクで調べてみました。

・気遣い
あれこれと気をつかうこと。心づかい。

・気が利く
細かなところまでよく気がつく、心が行きとどく、気転がきく。

 うーん。意味はわかりますがなんとく抽象的でスッキリしない。どちらにしても、配慮や思いやりが大切ということはなんとなくわかる。半分想像ですが、「気が利く」とは、相手の気持ちや状況を察知して、細かいところにまで気を配ることで、「気遣い」とは、相手にに対して心配りや配慮を持って接するって感じかな?
 
 今回のエピソードでは、私目線では利用者さんに飲み物を差し入れたのは気遣いであり気が利いている証拠ということでいいのだろうか。でも利用者さんの視点に立つと、支援者が差し入れをくれたことに対して「気が利く」というのはどこか差し入れでもてなされて当然くらいに思ってるんじゃね?って思ってしまう心の狭い自分がいます。これは立場によって変わるのかなぁ。常にフラットな関係を心がけているかこそ気が利くって言われてしまうと立場に少しの上限関係が生じる様に感じる。

 とはいえ、多分その利用者さんはここまで”気が利く”と”気遣い”の差を考えずに発言したと思うのでこれ以上深追いはやめておこうかな。自分は気が利くし気遣いもできる人ってことで自己肯定感と満足感だけ高めて終わりにします(笑)