退職代行を使ってみた
現在看護師として働いている私ですが、新卒で看護師になって以後ずっと看護師をしているわけではありません。看護師を辞めるきっかけになった理由はまた別の記事で紹介させていただけたらと思うのですが、2ヶ月だけ一般企業で働いていました。多分、多くの人が知っていると思われる人材関係の会社。
精神科の看護師という対人関係の能力を評価していただいて、いわゆる大手の会社に夢と希望をも持って入社したのですが現実は酷かった。1日12時間くらい働くのが当たり前の風潮や、転居を伴う転勤は不可能という条件がお互い合意の元の入社だったのにも関わらず研修という名目で最低半年隣県に飛ばされそうになったり。当時も思っていましたが、今振り返ってみてもブラック企業だったんだなあとしみじみ思います。
良い意味で早めに見切りをつけて退職することを選択したわけですが、今日の本題にもある通り退職代行を使うことになった理由と実態を紹介します。退職代行を使おうか悩んでいる方、よかったら参考にしてみてください。
まず退職代行を使って理由について。一番は、私と会社の意見が平行線だったことです。上にも書きましたが、転居を伴う転勤は不可能ということは了承されていたにも関わらず研修という名目に変えて実質的な転勤指示。いろんな先輩に「明らかな出世コースだから喜ぶべき」と言われておりましたが、家も新築したばかり、子も小さいという状況でしたのでお断りすることに。
上司から説得され、お断りするとまた別の上司に説得され、さらに上の上司にも説得される日々が続き、最終的には「総合職ってそんなもんや」と言われたことをきっかけに、転勤するなら退職とを申し出ました。その場は一旦引かれてほとぼり覚めたのも束の間、翌日には「行くこと決定でいいね？」と（笑）
毎日のようにその件について1時間くらい面談するので業務は滞って残業ばかりになるし、全く新しい仕事ということもあり心身ともに疲れていたのだと思います。退職を申し出ても有耶無耶にされて話は進まないということで、第三者に介入してもらうことにしました。そこで退職代行を依頼。
退職代行サービスについて調べていると、弁護士かそうでないかという違いがありました。とってもざっくり分けるとこんな感じ。
【弁護士】
費用・・・高い
成功率・・・高い
【弁護士でない】
費用・・・安い
成功率・・・失敗例あり
悩んだ末、弁護士に依頼しました。というのも、やはり失敗例がされる可能性があるよりは多少高くても法律という根拠に基づいた正式な代理人として動いてもらう方が安心感があるというところ。タイミングがいいのか悪いのか、交通事故の件で弁護士さんと既にやりとりしていたので専門外ではありましたが事情を説明すると引き受けてくださいました。弁護士との繋がりができるという面でも弁護士特約はおすすめ。よかったら前の記事も読んでください。
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【依頼してからの流れ】
- 依頼
↓
- 契約書と委任状の作成
↓
- 金曜日の退社後、こっそり荷物を全て持ち帰る
↓
- 週明けに弁護士から会社へ文書が届く（私の代理人であること、委任状があること、以後出勤せず2週間後の日付で退職すること）
↓
- ブーブー言われたらしいが直接連絡することはなく退職完了
↓
- 費用（33,000円）の支払い。本来は55,000円らしいが、交通事故の件で依頼していこともあり安く対応してくれた。ありがたや。
依頼してから退職完了までがスムーズすぎて驚いたのを覚えています。私の場合は33,000円でしたが、55,000円という費用はどうでしょうか。多分、退職代行の利用を検討されている方って、結構切羽詰まっているんだと思います。精神的にしんどいその状況を打破できることを考えると悪くない金額でしょうか。
この記事を書くにあたって5秒くらい調べてみたのですが、こちらは43,800円で弁護士に依頼できるらしい。相場よりとても安いわけではないけど弁護士という安心感は強い。
また、最近は弁護士だけでなく、労働組合が退職代行してくれるサービスもあるらしいです。ここは1万8千円で依頼できて成功率100％らしい。
お金を払ったのに退職できなかったとか洒落にならないのでまずは成功率100％のところを選ぶ方のをおすすめします。しっかり会社を調べてぼったくり業者を排除したらあとはもう費用と安心感はある程度比例関係にあると思います。自分の気持ちと相談して妥協できる金額で契約しましょう。無料相談をしているところもあるので活用するのもアリ。
「直接伝えないのは社会人として〜」とか言う人もいるかもしれませんが人には人のキャパシティがありますので、一番は自分がもっとも苦しくない選択をすることだと思ってます。安楽を得る費用にその価値を見出せるなら買ってしまえばいいと思いますよ。よかったら参考にしてみてくださいね。
