最近はSNSを利用するのが個人にとどまらず企業にも活用されてますよね。企業がSNSを活用することで、ユーザーである私たちは商品の情報を早くキャッチできたり、スタンスによってはその企業に親近感を持つことができたりとたくさんのメリットがあります。
有名どころでいうと家電メーカーのシャープは新商品の情報を発信するだけでなく、ユーザーとコミュニケーションを取ることで良い意味で近い存在のように錯覚させられます。
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最近でいうとゾゾタウンもそんな感じでした。普段は商品情報やキャンペーン情報の発信がメインでしたが、担当者が変わった数日間だけ中の人が垣間見えるようなスタンスでやはり親近感を感じました。
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SNSで担当者の人間味を出すことが不快に感じる人もいるでしょうが、良い風に捉えている人の方が多いのではないでしょうか?だからこそ様々な企業がSNSを活用してブランディングやマーケティングに取り組んでいるのだと思っています。
ここからが本題なのですが、SNSの使い方見直した方がいいのでは?と提案したくなる企業が結構あります。あまり言葉を選ばずに言うと見てて不快になる(笑)大企業になればなるほどその辺は徹底されているのか、目につくのはやはり零細〜中小企業が多いイメージです。かくいう私は、以前勤めていた訪問看護ステーションでSNS運営の担当を経験しており、そこから訪問依頼をいただいたり、求人の応募がきたりと割と上手に活用できていたのではないかと思います(自画自賛)隙あらば自分語りはおいておいて、企業がSNSを運用する上でここは注意してほしいってことを3つ紹介しますね。
目次
個人情報の取り扱い
仕事上知り得た情報って、基本的に仕事以外で用いるのはNG。のはずですが、そのままでは個人が特定できる情報ではないものの、見る人が見たら特定できてしまう情報を発信している企業もちらほら。
というのも、企業名を使ってSNSを運用しているわけなので、発信されている情報の内容によっては当事者だとなんのことかわかってしまいますよね。それがネガティブな内容だと誰も良い気持ちにはなりませんよね。
感情を表出しすぎ
SNSの担当者がその日あった嫌なこととかを割と具体的に書いてたりするのをよく目にします。同業者からするとあるあるで共感できる部分もあるかもしれませんが、企業として運営するのは取引先や顧客が見る可能性も大いにあるので、その後の関係性とか気にならないのかなあとか考えてしまいます。それでも発信したいなら、”嫌だったエピソード”としてよりも、”今後の課題”みたいなニュアンスで発信する方が悪い気持ちはしませんよね。
ポジティブな感情はどんどん表出してください。一緒に喜びます(笑)
批判を受け止めない
上二つのようなことを他のユーザーから指摘されるのをたまに見かけるのですが、それをわざわざ引用して「弊社はこのスタイル」「理解されない人には理解されなくていい」みたいな投稿をしてしまうこと。その指摘が明らかに間違っているものならば声を上げることも大切なことだと思いますが、「自分は間違っていない」を前面に打ち出して真っ向から否定するはなあ…と感じます。
まとめ
SNSの怖いところって、基本文字でのコミュニケーションになってしまうこと。顔を合わせて話すことと違ってニュアンスとかが伝わりにくい上に、誤解が生じた時に解消しにくいんですよね。また、文字って視覚的な記憶に残る上に何度でも見ることができる分、感情を揺さぶられやすいんです。なのでポジティブな内容は手紙とかの文字で残して、文句や悪口は直接言いましょう。いや、言わない方がいいんですけどね。そう考えると、結婚式の友人代表のスピーチとか両親への手紙とかって、その場で直接読むし最終的に手紙自体を手渡すからより感動的なのかも…?